ビールラバーに玄米ラガーを。
秋田魁新報で当社の「玄米ラガー」を掲載していただきました!

そして近日中には秋田朝日放送夕方のニュースで特集をしていただく予定です。
玄米ラガーに込めた、農業の循環とおいしいビールへのこだわり
当社で販売している「玄米ラガー」は、サステナブルでアップサイクルな製造工程を取り入れた、環境にもやさしいビールです。
原料となるお米だけでなく、精米や農業の過程で生まれる副産物にも目を向け、農業からビールづくりまでをひとつの循環として捉えています。
今回は、玄米ラガーが生まれた背景と、製造に込めたこだわりについてご紹介します。
もみ殻と米ぬかを活用した土づくり。農業の中にある昔ながらの循環
お米は、収穫して終わりではありません。乾燥調製や精米の過程では、もみ殻や米ぬかといった副産物が生まれます。
本来の米作りは、こうした副産物を無駄にせず、田んぼの土づくりにも活用しています。

もみ殻が土壌にもたらすメリット
もみ殻は、稲の外側を覆っている部分で、炭素を多く含む有機物です。土壌にすき込むことで、土の物理性を改善する効果が期待できます。
特に、もみ殻は繊維質で分解に時間がかかるため、土の中にすき込むことで土壌に隙間が生まれ、通気性や排水性の改善につながります。また、土が固くなるのを防ぎ、根が伸びやすい環境づくりにも役立ちます。
さらに、時間をかけて分解されることで土壌有機物の供給源となり、長期的な土づくりにも貢献します。
米ぬかが土壌にもたらすメリット
一方、米ぬかには窒素・リン酸・カリウムなどの栄養成分や有機物が含まれています。
土壌に施用すると、微生物の活動を促す有機物の供給源となり、土の中の生物的な環境を豊かにする効果が期待できます。
土壌中の微生物が活発に働くことは、有機物の分解や養分の循環を促し、作物が育ちやすい土壌環境を整えることにもつながります。
ただし、米ぬかは分解が比較的早く、施用量や時期によっては発酵によるガスの発生などが起こることもあります。そのため、適切な量とタイミングで土に取り入れることが大切です。
このように、もみ殻と米ぬかは、それぞれ異なる特徴を持ちながら、土壌の物理性や生物性を改善するために役立つ資源なのです。
実は、こうした取り組みは、決して新しいものではありません。
もみ殻や米ぬかを田んぼに戻すという作業は、何百年も前から農業の先人たちが行ってきた、昔ながらの知恵です。
今風に言えば「サステナブル」や「アップサイクル」という言葉で表現できますが、農業に携わる人たちにとっては、ごく自然な資源の循環なのかもしれません。
ただ、時間的にも作業的にも大変なものであるために、近年では化学肥料に代替されているのです。
私たちが今回あえてこの取り組みを伝えたいと思ったのは、お米づくりには、単にお米を生産するだけではない、循環型の農業としての価値があることを知っていただきたいという思いがあります。
お米の価格が変動する中で、消費者の皆さんに「安いからお米を食べる」という理由だけではなく、「おいしいから」「体に良いから」という理由でお米を選んでもらえるようになれば、米業界の可能性はもっと広がっていくはずです。
そんな農業の未来への期待も込めて開発したのが、玄米ラガーです。
クラフトビールとは?ラガーとエール、無濾過ビールの魅力
さて、ここからはビールのお話です。
近年、よく耳にするようになった「クラフトビール」。クラフトには「職人技」や「手づくり」といった意味があり、造り手の個性やこだわりが反映されたビールを指す言葉として広く使われています。
一般的なビールは、主に麦芽、ホップ、水、酵母を原料として造られます。
麦芽から生まれる麦の風味や甘味、ホップの苦味や香り、そして酵母による発酵の違いによって、さまざまな味わいが生まれます。
クラフトビールの面白さは、こうした原料や製法の組み合わせによって、色や香り、味わい、飲み口に幅広い個性を持たせられることです。
ビールの大きな分類「エール」と「ラガー」
ビールは発酵に使用する酵母や発酵方法によって、大きく「エール」と「ラガー」に分けられます。
エールは、一般的に比較的高い温度で発酵させる上面発酵のビールです。フルーティーで華やかな香りや、複雑な味わいを楽しめるものが多く、ペールエールやIPA、スタウトなどが代表的です。
一方、ラガーは低温で発酵・熟成させる下面発酵のビールです。すっきりとした飲み口とキレのある味わいが特徴で、日本で一般的に親しまれている大手メーカーのビールにも、このラガータイプが多くあります。
同じビールでも、発酵方法によって香りや味わいが大きく変わるのです。
無濾過ビールとは?
もうひとつ、玄米ラガーの大きな特徴が「無濾過」であることです。
一般的なビールは、発酵後に酵母や細かな固形物を取り除くために濾過することがあります。これによって透明感のあるすっきりとしたビールに仕上がります。
一方、無濾過ビールは、発酵後に濾過を行わず、酵母や原料由来の成分を残して仕上げる製法です。
そのため、ビール本来の風味や素材感が感じられ、口当たりにも個性が生まれます。酵母などが残ることで、一般的な濾過ビールとは異なる味わいを楽しめるのも魅力です。
ドイツには、こうした酵母を残した伝統的なビールもあり、ビール好きにはたまらないスタイルのひとつです。
ドイツ・ケルンで出会ったビールを目指して。玄米ラガー誕生
実は、玄米ラガーは、農業の循環やアップサイクルという側面だけで生まれた商品ではありません。
何よりも「おいしいビールが飲みたい」という、個人的な願望から始まった商品です。
以前、ドイツのケルンを訪れた際に飲んだ無濾過の生ビール。その味わいと風味に大きな衝撃を受けました。
このビールをイメージしながら、羽後麦酒さんに委託製造をお願いし、試行錯誤を重ねて完成したのが玄米ラガーです。
通常のビールとは異なり、麦の風味だけでなく、お米ならではの旨味や風味をしっかりと感じられる仕上がりを目指しました。
使用しているのは、秋田県産の焙煎玄米。さらに、乳酸菌玄米パウダーを原料に取り入れ、お米の個性を生かしたビールに仕上げています。
無濾過ならではの豊かな風味がありながら、ラガー特有のすっきりとした飲み口。お米の旨味と軽やかさを両立した、玄米ラガーならではの味わいです。
玄米ラガーと玄米黒ラガー、2つの味わい
今回ご用意したのは、通常の「玄米ラガー」と「玄米黒ラガー」の2種類です。
玄米ラガーは、すっきりとしたのどごしが特徴。お米の旨味とコクを感じられながらも飲みやすく、食事にも合わせやすい味わいです。
玄米黒ラガーは、焙煎した麦芽による香ばしさと深いコクが魅力。黒ビールにはエールタイプが多くありますが、こちらはラガータイプ。すっきりとした飲み口の中に、焙煎由来の豊かな風味が広がります。

秋の夜長は、玄米ラガーをゆっくり楽しむ

玄米ラガーと玄米黒ラガーは、どちらもキンキンに冷やすより、少し温度を上げて飲むのがおすすめです。
冷たい状態ではすっきりとした飲み口と吟醸感を、少し温度が上がるとお米の旨味や香ばしさを、より感じやすくなります。
ワインのように、時間とともに変化する香りや味わいを楽しむのもおすすめです。
もちろん、キンキンに冷えた生ビールをジョッキで一気に飲むのも大好きですが
この玄米ラガー2種類は、ぜひグラスにゆっくり注いで、少し贅沢な時間を感じながら楽しんでいただきたいと思います。
農業の循環から生まれたお米のビール。
お米の新しい可能性を感じながら、秋の夜長にゆっくりと味わってみてください。
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