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なぜ秋田県産「サキホコレ」が全量特別栽培米に?

suzukikanemata
5 時間前
読了時間: 12分

1.令和7年産から全量特別栽培米となった「サキホコレ」

秋田県が令和4年から売り出しているブランド米「サキホコレ」は、

普通米と特別栽培米の二種類がありましたが

令和7年産(2025年産)から、普通米を廃止し、すべて特別栽培米として生産されることになりました。


サキホコレは、秋田県が長年にわたり培ってきた米づくりの技術と、食味へのこだわりを結集して「あきたこまち」とは差別化を図り誕生したお米です。

令和4年の本格デビュー以来、秋田米の新たな顔として注目を集め、そのおいしさと品質によって、全国の消費者に向けてブランドの価値を高めてきました。

(発売以来食味ランク最高級の特Aを獲得!)


では今回、なぜ全量を特別栽培米とするのでしょうか。

この取り組みは、単に栽培方法を変えるということではありません。


サキホコレが目指すおいしさを安定して届けること、環境に配慮した米づくりを推進すること、そして秋田県を代表するブランド米として、さらに信頼される存在へと成長していくこと。

そのための大きな一歩といえます。


特別栽培米という言葉からは、農薬や化学肥料を減らした、環境にやさしいお米という印象を受ける方も多いでしょう。

もちろん、それも大切な特徴のひとつです。しかし、サキホコレの特別栽培を考えるうえでは、もうひとつ重要な視点があります。

それは、サキホコレ本来のおいしさと品質を守り、毎年安定して生産するためには、これまで以上にきめ細かな栽培管理が必要になるということです。


食味に徹底してこだわって開発された品種だからこそ、その魅力を十分に引き出すためには、生産者の技術と努力が欠かせません。


当社は発売当初から特別栽培米一本で販売を進めています。
当社は発売当初から特別栽培米一本で販売を進めています。

2.サキホコレとはどのようなお米なのか


サキホコレは、「コシヒカリを超える極良食味品種」を目指して秋田県が開発したお米です。秋田米の新たな代表品種として、食味を徹底的に追求して誕生しました。


その最大の魅力は、見た目、香り、食感、甘みのバランスにあります。

炊き上がったご飯は、白さとつやが際立ち、食卓に並べた瞬間から食欲をそそります。口に運ぶと、一粒一粒がふっくらとし、しっかりとした粒感を楽しめます。適度な粘りと心地よい食感があり、噛むほどに上品な甘みと豊かな風味が広がります。


強い甘みだけが際立つのではなく、ご飯としてのバランスがよく、どんなおかずとも合わせやすいことも魅力です。お米そのもののおいしさを味わいたいときには、炊きたてをそのまま。和食はもちろん、毎日の家庭料理と組み合わせることで、普段の食事をより豊かなものにしてくれます。


こうした食味のよさは、偶然生まれたものではありません。秋田県が長い年月をかけて品種を選抜し、食味を重視して育成してきた成果です。


また、サキホコレは、誰でもどこでも同じように作れば、必ず同じ品質のお米ができるという品種ではありません。

秋田県では、品種の特性を安定して発揮できるよう、気象条件などを考慮して作付推奨地域を定めるとともに、生産者や出荷されるお米にも基準を設けています。


つまり、サキホコレのおいしさは、品種そのものの優れた特性だけでなく、それを生かす栽培環境、生産者の技術、収穫後の品質管理など、さまざまな条件がそろうことで支えられているのです。


3.なぜ特別栽培米にするのか


特別栽培米とは、農林水産省のガイドラインに基づき、その地域で一般的に行われている栽培と比較して、節減対象農薬の使用回数と化学肥料の窒素成分量をそれぞれ50%以下に減らして栽培されたお米を指します。

大切なのは、単に農薬や化学肥料の使用量を減らすことだけではありません。

作物の生育状況や病害虫の発生、雑草の状態などをよく観察し、必要な管理を適切なタイミングで行うことが求められます。

サキホコレでは、令和7年産から全量特別栽培米とすることで、人と環境に配慮した米づくりを進めています。

これは、サキホコレが持つ高い食味と品質への期待に応えながら、持続可能な農業を目指す取り組みでもあります。


一方で、特別栽培には相応の難しさもあります。

農薬や化学肥料の使用を抑えながら、稲を健全に育て、病害虫や雑草による被害を防ぎ、十分な収量と高い品質を確保する。

そのためには、田んぼの状態を細かく確認し、天候や生育段階に応じて判断する必要があります。


管理が適切に行われなければ、稲の生育が悪くなったり、病害虫や雑草の影響を受けたりする可能性があります。その結果、収量が減少するだけでなく、米粒の充実不足などによって品質や食味にも影響が及ぶおそれがあります。


特に、サキホコレのように食味と品質に高い基準が求められる品種では、単に収穫できればよいというわけではありません。

収穫量を確保することと、おいしさを維持することの両方を実現する必要があります。

特別栽培への移行は、栽培方法を変えるだけでなく、生産者一人ひとりが技術を磨き、より精密な管理を積み重ねていくことを意味しています。


4.食味と収量を維持するために求められる栽培管理


お米のおいしさは、収穫の直前だけで決まるものではありません。

土づくりから育苗、田植え、水管理、施肥、病害虫対策、収穫まで、一年を通じた管理の積み重ねによって形づくられます。

特別栽培米としてサキホコレを育てるには、それぞれの工程で稲の状態を見極め、必要な対策を適切に行うことが重要です。


まず、土づくりは、稲が健全に育つための基礎となります。土壌の状態を把握し、必要な養分を適切に補いながら、稲が生育しやすい環境を整えます。化学肥料の使用を抑えるからこそ、土壌の特性を理解し、肥料の種類や施用時期、量を慎重に検討する必要があります。


田植え後は、水管理が重要です。水の量や水温、田んぼの状態を確認しながら、稲の生育に適した環境を保ちます。天候によって田んぼの状況は変わるため、決められた作業を機械的に繰り返すのではなく、その時々の状況に応じた判断が求められます。


また、農薬の使用を抑えるためには、病害虫の発生や雑草の繁茂を早期に把握し、被害が広がる前に適切な対応を取ることが大切です。田んぼをこまめに観察することはもちろん、地域の気象条件や過去の栽培経験を踏まえた判断も欠かせません。


さらに、サキホコレは「あきたこまち」と比べて出穂期や成熟期が遅い品種です。生育の進み方を把握しながら、適切な時期に必要な管理を行い、稲が十分に実るように育てる必要があります。


近年は、気温や降水量などの変化によって、これまでの経験だけでは対応しきれない場面も増えています。毎年同じ方法で栽培すれば必ず同じ結果が得られるとは限りません。生育状況を観察し、気象の変化に合わせて管理を調整する柔軟さが求められます。


こうした管理の積み重ねによって、収量を確保しながら、サキホコレらしい粒の充実、外観、食味を維持していくことが目標となります。


特別栽培米としてのサキホコレは、農薬や化学肥料を減らすことそのものがゴールではありません。環境への配慮と、食味・品質・収量の維持を両立させること。その難しい課題に、生産者が向き合い続けているのです。


5.ブランド米として確立していくための現在地


サキホコレは、秋田県を代表する高品質米として、全国的なブランドへと成長していく過程にあります。

「高価格帯・高食味値」の米として

  • 新潟県魚沼産コシヒカリ

  • 山形県つや姫

  • 北海道ゆめぴりか

などの全国のブランド米などの位置づけにされると考えています。


これは個人的な意見ですが、

上記の他道県のブランド米は全国的に知名度があり、高級料亭やレストランなどでも使用されているのに比べ、

サキホコレはまだまだ宣伝広告が足りないと感じています。


秋田県ではブランド管理として、

勝手にパッケージデザインして販売してはいけなかったり、ブランドロゴの使用に制限をかけたりしています。

また、流通を管理するため、玄米での販売を禁止していました。(2025年秋 秋田県の回答では玄米販売OKとなりました。)

生産者が独自に消費者へ直接販売することにも規制がかけられています。


ブランドを確立するために規制をかけることは結構ですが

これらの情報が錯綜し、何が良くて何がダメかをわかっていない販売店があることも事実です。


価格も年度で安定せず、販売する側としては扱いが難しい点もあります。


さらにブランド米として確立するために必要なのは、名前を知ってもらうことや、一度食べておいしいと感じてもらうことだけではありません。

毎年安定した品質のお米を届け、消費者から「サキホコレなら」という安心感と「大切な人に贈りたい」とギフトとしても扱っていただけるような信頼を得ることが重要です。


そのためには、生産量を増やすだけでなく、

秋田県のきちんとした管理のもと、品質を維持するための生産体制を整え、産地全体で栽培技術を高めていく必要があります。


サキホコレには、食味に優れた品種としての強みがあります。

しかし、ブランドの価値は品種の特性だけで自動的に決まるものではありません。

生産者がどのように育て、どのような基準で選別し、どのような状態で消費者に届けるのか。

その一つひとつが、ブランドへの信頼につながります。

そのため、販売店も登録制で

良質な精米ができる、限られた卸店でのみ取り扱いが可能となっております。



全量特別栽培米への移行は、その信頼をさらに高めていくための取り組みと捉えることができます。生産者が手間をかけ、環境に配慮しながら高い品質を追求する、その姿勢を明確にすることで、サキホコレならではの価値を消費者に伝えていくことができます。

また、ブランド米としての価値を長く維持するには、生産者の努力を消費者に知ってもらうよう、県を挙げての広告宣伝が大切です。(秋田県がいちばん苦手な分野、、、)


微力ですが我々鈴木又五郎商店はサキホコレのブランド力を高めるため、

消費者の方々へサキホコレをアピールし続けていきたいと思います。



6.秋田県南の豊かな風土と、米づくりへのこだわり


秋田県南地域は、豊かな自然と水田が広がる、米づくりに適した地域のひとつです。あきたこまちやひとめぼれなど、数々の品種のお米の特Aランク常連地域でもあります。


わたしたちは、地域ごとの気象条件や土壌、生産者の経験と技術が、それぞれの産地ならではのお米を育んでいます。

サキホコレの品質を考えるうえでも、どこで、誰が、どのように育てたお米なのかという視点は欠かせません。


私たちが販売しているのは、秋田県南で栽培された、最高品質を追求したサキホコレです。


生産者さんの中には、水の水口に炭を置いて田に流れる水を浄化しているところもあります。

除草剤を使用しないため、毎日手作業で除草作業をしていました。

「特別栽培米」としての規定としては、「化学肥料と農薬が半分以下」なのですが

当社で販売しているサキホコレの生産者さんは半分以下どころかほとんど使用していません。

使用した肥料などは、商品の裏面に記載があるので

ご購入されたかたはぜひ確認してみてください。


わたしたちは、サキホコレが掲げる食味へのこだわりを大切にしながら、産地の魅力と生産者の努力が伝わるお米をお届けしたいと考えています。


お米は、同じ品種であっても、栽培環境や管理の方法、収穫後の取り扱いによって、その年ごとの品質に違いが生じます。

だからこそ、品種の名前だけで判断するのではなく、産地や品質にも目を向けることが大切です。


県南の生産者が日々の田んぼの変化に向き合い、天候や稲の生育状況を見極めながら育てたお米。

その背景には、目に見える収穫の喜びだけでなく、日々の細かな管理や、品質を守るための地道な努力があります。

特別栽培米となったサキホコレでは、そうした生産者の技術と判断が、これまで以上に重要になります。

限られた条件のなかで稲を健全に育て、十分な収量を確保しながら、サキホコレ本来のおいしさを引き出す。その積み重ねが、高品質なお米を生み出します。


私たちは、県南で育まれたサキホコレの魅力をお客様に伝えるとともに、産地とお米の品質にこだわり、安心して選んでいただける商品をお届けしていきます。


7.一粒のおいしさの向こうにある、生産者の挑戦


お米は、私たちの食卓にとって身近な存在です。毎日のご飯として当たり前のように食べているからこそ、その一粒ができるまでに、どれほど多くの手間と工夫が重ねられているのかを意識する機会は少ないかもしれません。

サキホコレが全量特別栽培米となったことは、これからの米づくりを考えるうえでも大きな意味を持っています。


環境に配慮した栽培を実践しながら、食味と品質を維持し、安定した収量を確保する。そのためには、生産者が知識や技術を磨き続け、地域全体で経験を共有し、よりよい栽培方法を追求していく必要があります。


もちろん、特別栽培に取り組むだけで、毎年必ず同じ品質や収量が保証されるわけではありません。自然を相手にする米づくりには、天候などの不確実な要素が伴います。それでも、稲の状態を丁寧に見極め、必要な管理を積み重ねることで、品質の安定に向けた努力を続けることができます。

そして、そうした努力を消費者に伝え、実際においしいと感じてもらうことが、ブランド米としての信頼を育てていきます。


炊き上がったご飯の白さとつや。ふっくらとした粒感。噛むほどに広がる甘みと風味。

サキホコレの一粒には、秋田県が長年にわたり積み重ねてきた品種開発の成果と、毎日の田んぼに向き合う生産者の思いが込められています。

私たちも、秋田県南で栽培された高品質なサキホコレを通じて、その魅力をより多くの方に届けていきたいと考えています。

特別栽培米となったことを新たな出発点として、サキホコレが秋田を代表するブランド米から、全国の皆様に長く愛され、選ばれ続けるブランドへと成長していくことを期待しています。

日々の食卓に、そして大切な方への贈り物に。


秋田の風土と生産者の技術が育んだサキホコレを、ぜひご賞味ください。



新米 サキホコレ特別栽培米 商品ページはこちら


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